「Xiトーク24」は「VoLTE」の伏線

18日についに発表されました、ドコモのXi対応音声プラン。
基本使用料1560円の「タイプXi」と、
2年間の継続利用を条件にした基本使用料780円の「タイプXi にねん」の2種類。
そして、月額700円の「Xiカケ・ホーダイ」をオプションで追加することで、
ドコモ同士の国内通話が24時間かけ放題になるという「Xiトーク24」。
いづれの料金プランも、無料通話分はありません)


現在Xiは、パケット通信のみがLTEです。
今回始まる音声プランも、音声は今までと同じ3G経由での通話になります。
なので、ドコモ内通話無料にすると多少財務に影響が出ると思われますが、
ドコモ的には「利用者数が少ない状態だと、経営的に問題ない」
と判断したものと考えられます。(あくまでも私の推測です)

この音声を3GからLTEに切り替えるためには、音声をパケット化しなければなりません。
これを、「Voice over LTE」略して「VoLTE」(ヴォルテ)と呼び、
IP電話のようなVoIP形式でケータイ通話ができるようになる必要があります。
ご存知のように、IP電話は費用が安くなります。
そのため、今後Xi契約数が増えて無料通話が増加しても、
ドコモ内通話無料は経営に問題ないと判断したものと考えられます。
決してiPhone対策のためだけに骨身を削っているというわけではないと思われます。
(繰り返しますが、あくまでも私の推測です)


この「VoLTE」、ドコモでは現在研究中で、近い将来導入される予定のようです。
[通話]3Gと連携する“CSフォールバック”を利用 | 日経 xTECH(クロステック)
そのため私は、「Xiトーク24」は「VoLTE」の伏線と見ています。